雲を掴むような

ハタチ。 弱い。人生をブログにしています。

7/13

1.2ヶ月ぶりにぐっすり眠れた。毎日睡眠の報告から入ってお恥ずかしい限り。眠るなんて普通の行為ですね…

 

スッキリ起きれたので朝、犬の散歩をしながら何も無いうちの村を巡った。雨上がりの森の匂いがして、程よく湿気があって涼しくて、とても良かった。(分かりますよね?雨上がりの森の匂い)

「村」て。でもほんとに村なんですよね。地区に子供が10人も居ないような場所。全校生徒が60人の中学校まで、片道15キロも掛かるような田舎の田舎。ボロボロの家が数件ぽつぽつと、あとは畑と林だけ…コンビニまでは徒歩40分。いや、「何も無い」が「有る」と言うべきか…近所でよく遊んでくれたお兄さんの家や、1番歳が近くて遊んでた子(自分の地区には同級生が居なかった。どうしようもなく田舎…)の家の前を通ると、何も考えず毎日笑いながらトンボを追いかけて叩き殺して遊んでいた純粋な頃の気持ちが蘇る。

 

あのお兄さんは専門学校を出て仙台で経理の仕事をしているらしい。1番歳の近かった子は高卒で土木会社に務めているらしい。少なくともこの田舎にはもう居ない。景色は何も変わらないけど、人間はどんどん変わっていくんだ…とセンチメンタルな気持ちになった。

 

 

 

散歩から帰ると10年振りくらいに父に「おはよう」と言われた。「おはよう ございます。」と言った。

 

心臓がバクバクだった。多分父もそうなんだと思う。

 

上手く言えないけど、昨日話をして、父は父で、母は母で、とても可哀想な人だという事を改めて知った。父は本当に自分みたいな人間だし、母も自分みたいな人間だった。やっぱり家族なんだと思った。それが分かってしまったから、犬を追いかける姿が「初老」そのもので、犬も8歳だから初老で、「初老」が「初老」を追いかける構図に涙が出てしまった。

 

老けたなぁ、親。父にはいくら盾つこうとも力で勝てないみたいな部分があって、殴られても反抗とかは出来なかったけど、今なら勝てる。勝ててしまう。なんかそう思うと無性に悲しくなってしまう。父はタバコも馬鹿みたいに吸うし精神を病んでるしお酒も飲むし、多分50代60代くらいで死んでしまう気がする。死んでしまえってずっと思っていたのにね。なんでだろう。

 

きっとこれからも、スネはかじらせてもらえないし、父と一緒にキャッチボールなんかしないだろうし、家族旅行なんか存在しないだろうし、他の人に比べたら自分は1人で生きなきゃいけないんだと思う。それでも、家族という存在は切れないものなんだなぁ。20歳になるまで親で居てくれたんだなぁ、と思う。

 

甘やかされてヘラヘラと育ってきた人間を沢山見て、「ああはなりたくない」と思ってきた。精神を病んだりはしているけど、人一倍一生懸命で物事について考えて、人の痛みに触れようと出来る人に育ったつもりだ。それは親のお陰なのかもしれないと思った。

過去の全てを許すつもりはないけど、自分の家族への感情はどこか憎しみではない何かに変わった気がする。大きな、大きな1歩だと思う。

 

 

早めに家を出て、高校時代を過ごした街を散策した。

東京に比べたら何も無い、不便な街だ。ずっとこの街で私は「絶対こんな所から出て東京に行ってやる」って気持ちを持ち続けてきた。なのに今はこの街がとても愛おしいと感じてしまっている…

東京には全てがあって何も無かった。この街には何も無いけど全てあった。なんてとても臭いのですが…

 

通学路、高校時代に通ったご飯屋さん、買い物をした店、勉強をしたカフェ、飛び込もうとしてた線路…丸一日歩いて10代の思い出を全て噛み締めた。

泣きそうになったり、ワクワクしたり、こんな気持ちで外を歩いたのは久しぶりだった。こんなにも10代最後を上手に使えている人が他にいるんだろうか。

 

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自分で自分に、プレゼントを買った。ずっと欲しかったけど買うのをためらっていたAirPods

交通費が掛かったので今月は本当にお財布が大変なのですが、こんなに頑張って、20歳になる自分に何かしてあげたかった。

これくらいは、今日くらいはいいよね。ああ、泣いてしまいました。

中学、高校の時に聴き続けていた曲のプレイリストを作って聴きながら歩いていると、涙がドバドバと出てくる。情緒よ…成人の情緒とは思えん…

 

20歳にずっと固執し続けてきた。20歳になれば1人で社会契約を結べるから。何もかも1人で契約したりしてきた、させられてきたけど、ずっと「親権者同意書」が必要で、面倒な手続きを踏んできたから。20歳になれば1人前として活動出来て、親の呪縛から逃れられると思ってたから。

いざ20歳になる直前になると、19歳364日と20歳0日はただの1日でしかないんだな、ということを思い始めてしまった。結局自分は自分。自分、父親と母親、その他大勢の他人からしても、ただの一日でしかないんだね。過去は消えないし。それを踏まえた自分とどう向き合って、どう生きるかだね。本当の意味で理解出来た気がする。

 

明日からまたバイトと勉強漬けの東京の日々だけど、楽しみな予定も見えてきて、生きようと思えた。躁ではないと思う。躁なのかもしれない。とりあえず少し元気になりました。いい状態で20歳を迎えられそうです。

 

もう大人です。お酒を飲みに連れてってください。

 

[Champagne] / sterrrrrrr