雲を掴むような

ハタチ。 弱い。人生をブログにしています。

2/5 メンタルと体験

今日は研究所の会議に参加させてもらった。

 

精神科医に限らず医療系に主軸として携わる人にはスーパービジョンというのがあって、今担当している患者さんに対して「この方針で行こうと思っているのだがどうか」というのを自分より経験のある先生などに聞いて話し合い、患者さんにとって間違いのない医療措置を決めていく。今日はそんな会議だった。

 

初めて精神疾患を持った患者さんのケースを聞いたのだがとても衝撃的なものばかりでとても苦しくなってしまった。DVとか自殺目撃とか家族を失ったとかいじめとか、カテゴリーを聞くだけで辛い内容なのに、「本当に私の生きている世界で起こっている事件なのか」と思うほど残忍な事を長期間されていたり、自分が遭遇したらと考えただけで嗚咽してしまいそうな場面の目撃をされていたり。

人の苦悩を相対評価してはいけないのは勿論分かっているのだが、こんな苦悩を経ても頑張って生きている方がいる事が本当に衝撃的で、「自分にももしかしたら今後もっと苦しいことが訪れるのかもしれない」と思ったり、自分も辛いことがあっても強く生きなきゃなあと思ったり、とにかく色んなことを考えた。

 

家に帰ってもその疲れが取れなくて、臨床心理の道で生きていくって大変なんだなぁとしみじみ思う。研究所でお世話してくれている先生に「ケース聞くの初めてだったと思うから、今日は自分にご褒美でも買ってゆっくり休んでね」と帰り際言われたので、この疲労はよくあることなんだと思う。

先生に「こういうのって慣れていくものなんですか?」と聞いたら、「もしかしたら昔より幾分慣れてしまっているのかもしれないけど、絶対に慣れてはいけない気持ちだと思ってるよ」と言われた。心理に携わる人はどうしようもなく優しい。人の痛みの分かる人でありたいな。

 

相対性理論 / さわやか会社員